都会の喧騒から離れ、田舎の雰囲気でリフレッシュするなら!歴史ある名湯、相馬市の「蒲庭温泉」へ!〜泉入♨︎レポート〜

泉入♨︎レポート
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今回は、鹿島と相馬の間ぐらい位置する蒲庭(かわばにわ)温泉に行く。ここは県道74号線を通るたびに、すこし古めかしいレトロな看板が気になっていた。

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アクセス

県道74号線は相馬と南相馬を繋ぐ県道で、国道6号線よりも海側を通る。

景色は、片側に風力発電が並ぶ太平洋、片方には田んぼと山が見える、ほとんど信号の無い、真っ直ぐの一本道浜街道を行く。

この道路の景色もドライブにはとっても最高なので、また今度レポートしたい。

そんな道を飛ばしていると、森が途切れる合間に突如現れる、「蒲庭館」という看板。

古そうなので営業しているか不安だったが、ネットで調べてみると宿のおしゃれな公式ホームページがあるので、安心して行ってみて欲しい。

蒲庭温泉の看板
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レトロな外観

信号のない県道を車ですっ飛ばしていると見落としてしまう、周囲に主張しないレトロな外観が秘湯感を醸し出している。

今回は昼間に訪れたが、あたりはとても静か。お昼前はあまり入浴に来るお客さんは少ないとのこと。

旅館というだけあって宿泊客は4組。

蒲庭温泉のエントランス
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歴史を感じるロビー

ロビーは、昭和レトロな雰囲気。湯歴230年という古いこの温泉の歴史を感じる写真や、震災後たくさんの方が訪れて、蒲庭館に贈られた応援のお手紙などが飾られていた。

相馬史や野馬追の飾りなども飾っているので、観光でくる方はこの地域の特色を感じることができる。

蒲庭温泉の館内

気分は露天風呂

ちょうど女将さんにご挨拶したら、初めてなのを察してくれて、浴室まで案内してくれた。

温泉は目の前のお庭と池、奥の庭園の自然を眺めながら、ゆっくり貸切状態で入浴できた。

外には出られないが、一面ガラス張りの窓なので、窓の無いような露天風呂感が味わえる。

温泉の浴槽自体は一つしかない造りでも、プライベート感があるので最高だ。

蒲庭温泉

女将さんから「ブクブクさせますか?」と。なんと、ジェットバスにするか、無しで静かに入るか、好きな方を選ばせてくれるという。

ちょうど貸切状態だったから気を効かせて聞いてくれたんだと思うが、選べるのは嬉しかった。

ジェットバスをお願いすると、まもなくブクブクがスタート。湧き水感が出る。

私一人のために、稼働させてくれた女将さん感謝。

蒲庭温泉の浴室

洗い場はボディーソープ、シャンプー、コンディショナーが一式揃っている。

温泉は、透明で、強い匂いなども特にない。お湯加減もちょうどいい感じ。

やはりなんといっても湯けむりの奥に一面ガラス張りの庭園を眺めながら入浴できるのが最高だ。

天気がよかったので、緑が目にしみるぐらい、自然の生命力を感じることができる。露天風呂はないが、なくても同じような気分だ。

天然温泉100%の単純泉

温泉の泉質は天然温泉100%の単純泉(炭素鉄分・イオン・カチオン)。

効能は、特に中風の湯として親しまれ、神経痛・胃痛・リハビリ等に効果があるそう。

蒲庭温泉の由来

ぜひ入浴は、ゆったり庭を眺められる晴れた昼間がおすすめ。

自然を眺めながら貸切状態で羽をのばせるので、かなりリフレッシュできる。

アメニティ充実の脱衣室

蒲庭温泉のアメニティ

脱衣室は旅館というだけあって、クレンジング、化粧水、乳液、綿棒、ヘアブラシ、ヘアゴムが揃っていて、スキンケア用品を持ってこなくていいのがかなり嬉しい。

蒲庭温泉の脱衣所

天窓から光が落ちてくる、見た目より気持ちい雰囲気。

蒲庭温泉の脱衣室

最後もありがとうございました、と女将自らお見送りをしてくださった。

日帰り入浴だけなのに、おもてなししてくださってありがたい。

蒲庭温泉ロビー

帰りはせっかくなので、庭園を散策してから帰ることにする。

日本庭園「蘇峰園」

蒲庭温泉の庭園

思想家・徳富蘇峰が名付けた日本庭園「蘇峰園」が敷地内にある。

お風呂上がりに田んぼと日本庭園、庭園を散策し、てくてく上まで登っていくと、この庭園と蒲庭館を一望できるスポットにたどり着く。記念碑と、モチの木?らしきものが。

蒲庭温泉の記念碑

下の駐車場からは想像もつかない絶景だ。手前の庭園から、建物、そして田んぼが広がり、時たま車が走る浜街道が見え、一番奥には太平洋が一望できる。

庭園には紫陽花が植えられているので、6月の紫陽花の見頃の時がおすすめなのかもしれない。

蒲庭温泉の庭園からの眺め

ここからの景色がいちばん綺麗なので、ぜひ上まで登ってほしい。

蒲庭温泉の庭園

来た道を戻ると目の前には田んぼが奥に見えて、絵になる構図。

蒲庭温泉の田んぼ

この時はまだ田植え前だったので、水が張っているだけだった。しかし反射して大きな鏡の用になっておりこれもまた綺麗。

近くのお土産スポット

庭園の景色を最後までたっぷり楽しんだので、近くの磯部エリアを回ってドライブしてみる事にする。

磯部海産物直売所の外観

近くに、磯部加工組合の直売所を発見。

相馬市は最近オープンした浜の駅松川浦が話題だが、実は磯部にも直売所がある。

駐車場もとても広い。地元のおじいちゃんおばあちゃんなど、地元の方のための直売所なのかもしれない。

磯部海産物直売所の店内

店内も広くて、頭上には大きくて縁起の良さそうな大漁旗がかけられている。

休憩スペースのような机と椅子もあって、買い物終わりの一休みにいいかもしれない。

品揃えは、お土産用ののりもあるが、やはりなんといっても地元相馬港で水揚げされた新鮮なお魚が並んでいる。

来客数も観光客向けの道の駅松川浦に比べて少ないのか、ゆっくり買い物できるだろう。

今回サラッと見ただけでも、タコの種類や、カレイの種類が豊富。あとは、メヒカリ、どんこ、いか、真鯛、シラス、白魚、あおさ、ほっきなども種類がとっても多くてスーパーよりも新鮮。

磯部海産物直売所のショップカード

帰りはお土産に新鮮な海の幸もいいかもしれない。

次に行く時は白魚とタコを買いたいので、クーラーボックス持参で行こう。

こんな人におすすめ

今回の蒲庭温泉は、沖縄を旅行した時に泊まった「海山木(みやぎ)」にどこか雰囲気が似ているかもしれないと思った。あそこまで個性的ではないかもしれないが、ひたすら田舎の道を走っていく道中や、地元の昔ながらの田舎の風景を凝縮した敷地内の庭、自然体でおもてなししてくださる女将さん、そして地元の食材でご飯がいただけて、その地域の特色が凝縮しており、その場所だけゆったりとした時間が流れている雰囲気だ。

田舎の雰囲気を味わいたい。静かな雰囲気でゆっくりしたい。都会の喧騒から逃避したい。という方におすすめだと思う。

温泉だけでなく、カエルの鳴き声や鳥の声を聴きながら、日本庭園の草花を観察して行って欲しい。

【相馬市】蒲庭温泉 日帰り温泉情報!
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